冷房で電気代を節約するための方法|1℃上げるだけで年間約816円の節約

夏になると暑さとともに問題となる電気代…「暑いのは我慢できないけど、冷房は電気代が気になる」という方も多いのではないでしょうか。気温がぐんぐん高くなっているなか、冷房は熱中症対策のためにも重要ですよね。

今回は、風量は「弱」ではなく「自動」運転「室外機に日陰をつくってあげる」など夏の冷房代を節約するための方法をご紹介します。

今すぐできる冷房代が節約できる方法

今すぐに実践できる冷房代を節約する方法は以下の通りです。詳しくは各項目でご紹介します。

  • 設定温度は28度
  • 短時間使用する場合は弱冷房除湿
  • 長時間使用する場合は冷房
  • 「弱」運転よりも「自動」運転
  • 扇風機を併用させて空気を循環させる
  • 室外機に日陰をつくる

冷房の温度設定は28℃|電気代は1℃下げると10%の節約になる

冷房代を節約する際によく聞くのが「設定温度を上げる」ということです。エアコンは、1℃下げると消費電力を10%下げることができます。

例えば、東芝 霧ヶ峰MSZ-ZW405S-Wを利用した場合、1℃上げると約816円の節約になります

引用元:価格.com|エアコンの電気代

冷房と除湿の使い分け

冷房代を節約するために除湿を使うという方もいると思います。除湿は使い方によっては、電力をたくさん使ってしまい節約には逆効果になってしまうこともあります。

エアコンの除湿機能には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」があり、弱冷房除湿は冷房よりも消費電力が低いと言われています。除湿は、本来湿度を下げるために部屋を冷やして湿気を放出するため一時的に多くの電力を消費します。

そのため、短時間使用する場合は冷房よりも電気代がかかってしまうことがあります。長時間使用する場合は、冷房の方が電気代を抑えることができます。

引用元:ダイキン|「冷房と除湿はどう違う?」

風量は「弱」ではなく「自動」で運転

冷房代を節約するために風量を「弱」に設定している方もいると思いますが、「弱」よりも「自動」で運転させた方が少ない電力で部屋を快適な温度に保つことができます

自動運転の場合、設定温度に達するまでは風量を強くして部屋を冷やした後、微弱運転になるため弱運転よりも消費電力が少なく済みます。

また、専業主婦や在宅勤務などで家にいる時間が長い方は、エアコンを付けたり消したりするより「つけっぱなし」にしている方が消費電力は少なくて済むため冷房代が節約できます。

扇風機などがあれば併用する

冷房の設定温度を上げると、節約にはなりますが暑く感じてしまいますよね。そんな時は、扇風機やサーキュレーターを併用しましょう。

 冷房でエアコンから出た冷気は、暖かい空気よりも重いため部屋の下の方に溜まってしまいます。これでは足元ばかり冷えてしまって部屋全体が冷えません。

扇風機やサーキュレーターで下向きに風をあてることで冷たい空気を循環させて、より効率よく部屋を冷やしましょう。

この方法だと風が直接体に当たることがないので、冷房で身体が冷えすぎてだるくなるのを防ぐこともできます。

室外機に日陰をつくってあげる

エアコンが古くなると効きが悪くなって、冷房の温度を下げてしまいがちですよね。そんな時は、屋外に設置されている室外機に日陰を作ってあげてください。

 室外機は、部屋の中の熱を外に放出する際に電力を多く消費しています。室外機自体が日光などで熱されると、熱を放出する効率が下がり、無駄な電力を消費してしまうのです。

 冷房効率を上げるためにも、室外機の吹き出し口の風通しを良くしたり日陰を作ったりすることも重要です。

引用元:ダイキン|お部屋の外の室外機もチェックしよう

冷房以外にできる節電対策

エアコン以外にも、冷房効率を上げて電気代を節約する方法があります。この項目では、冷房以外の節約方法として以下のことをご紹介します。

  • 窓からの熱を遮断する
  • 外の熱を和らげて部屋の遮熱性を高める
  • エアコン以外の電力を節約する
  • 電力会社を変える

窓から熱を遮断する

夏の窓は日光の影響を受けて温まりやすく、窓の熱は部屋自体を熱してしまいます。

窓からの熱を遮ると、外の熱を遮断するだけでなく、エアコンの冷気を外に逃げないようにする効果もあるため冷房効率を上げることができます。

厚手のカーテンを使う

冷房を使う際は、厚手の遮光・遮熱カーテンを使うことをお勧めします。厚手のカーテンは窓からの熱を遮るだけでなく、エアコンの冷気を保温する効果もあります。

遮熱フィルムを貼る

最近では、窓ガラス自体に貼ると効果のある遮熱フィルムというものもあります。遮熱フィルムの中には、熱を遮断するだけでなくUVカット機能がついているものもあります。 

窓からの熱だけでなく紫外線もカットできると女性にとって強い味方になりますよね。

外の熱を和らげて部屋の遮熱性を高める

夏の暑い外気は室外からも遮断することができます。窓の外に「すだれ」などで日陰を作ることで、部屋に入ってくる外気自体の温度を下げるということです。

部屋の外で熱を遮断することで、部屋に伝わる外気の温度を下げることができ、部屋が熱されにくくなります。

すだれの他にも、ヘチマや朝顔でグリーンカーテンを作ったりラティスで囲ったりするのもおすすめです。

引用元:ダイキン|暑くなりにくいおうちにしよう

エアコン以外の電力を節約する

後の項目「冷房をつけない節電対策は危険」でも説明しますが、冷房代を気にして暑さを我慢することは、熱中症や脱水症などにも繋がり危険です。

冷房での電気代がかかってしまう場合は、エアコン以外の電力を節約することで電気代を抑えることができます。

一見当然のように聞こえる方法ですが、実は色々なテレビなどの家電を同時で使用しているより、「エアコンと扇風機だけ」など使う家電を限定する方が余計な消費電力を抑えることができるのです。

電力会社を変える

2016年より開始された「電力の自由化」により、今では電力会社を自由に選べるようになりました。

民間の電力会社では、電気代とガス代やインターネット料金をセットにするプラン乗り換え割引などがあるため、電気代の節約に繋がるものもあります。

「冷房をつけない」節電対策は危険

冷房代を節約するために冷房を我慢するという方がいますが、これは大変危険です。厚生労働省によると、平成27年度に熱中症で亡くなった方は全国で968人です。この中でも屋内で熱中症になった方の多くは、冷房を使っていなかったとされています。

この項目では、猛暑で冷房を使わない危険性をご紹介します。

参考:厚生労働省|年齢(5歳階級)別にみた熱中症による死亡数の年次推移(平成7年~27年)

夏の平均気温の上昇と熱中症の発症数

引用元:東京都福祉保健局|平成27年夏の熱中症死亡者の状況(東京都23)

ここ数年では、最高気温が35℃を超えることもあり熱中症の発症数が増えています。気温が高くなると熱中症の発症数も高くなり、死亡者数も増えています。

熱帯夜で冷房をつけないと熱中症で死亡することも

東京都によると、屋内で熱中症になり亡くなった方の9割以上が冷房を使っていなかったことがわかっています。

特に夜寝ている間などは、暑さに気づくことができず脱水症や熱中症になってしまうことがあります。夜間は冷房の温度を高めに設定して寝ることで、睡眠時の熱中症を予防することができるのです。

引用元:東京都福祉保健局|平成27年夏の熱中症死亡者の状況(東京都23)

まとめ

夏は冷房を使用することによって電気代がかかる季節ですよね。今回は、少しでも冷房代を節約するために色々な方法をご紹介しました。 

しかし、あくまでも冷房を使用するための節約方法です。熱中症で死傷者も出ている季節なので、冷房代を節約するために「冷房つけない」ということはしないでください。

 この記事で冷房代を節約して、より快適に夏を過ごせると良いですね。