皆さんは他のご家庭の電気代と自分の電気代を比べたことがありますか?毎月支払う電気代ですが、他の人と比べて自分の電気代が高いのかそれとも安いのか気になりますよね。
もし他の人と比べてみて安ければ上手に節約できているかもしれませんし、高ければ一度電気代の見直しをした方が良いかもしれません。
そこでこちらの記事では、電気代の平均と電気代を節約する方法、またみんなの電気代に関する口コミを紹介したいと思います。
ファミリーの月の電気代

まずは家族世帯の電気代の平均を見てみましょう。総務省が発表しているデータから、2人~5人世帯のファミリーの年ごとの平均の月の電気代はこのようになっています。
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | |
2人世帯 | 8,811円 | 9,275円 | 9,830円 | 9,763円 | 8,933円 |
3人世帯 | 10,210円 | 10,849円 | 11,406円 | 11,296円 | 10,321円 |
4人世帯 | 11,130円 | 11,819円 | 12,152円 | 11,843円 | 10,867円 |
5人世帯 | 12,788円 | 12,508円 | 13,512円 | 13,698円 | 12,108円 |
6人以上世帯 | 15,410円 | 15,665円 | 16,663円 | 16,200円 | 16,417円 |
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参考:「家計調査結果」(総務省統計局)
2012年から2016年を比べて見てみると、増えたり減ったりしているのがわかるかと思います。
日本は国土が狭く、資源が少ないという特徴があります。発電には化石燃料が必要になりますが、ほとんど海外からの輸入に頼っています。そのため、為替の値動きが電気代に影響を及ぼします。
また、2012年から再生可能エネルギー発電促進賦課金(はつでんそくしんふかきん)が導入されました。
引用元:東京電力エナジーパートナー|「電気ご使用量のお知らせ」の読み方
※赤色の枠で囲っているところが、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の料金です
2012年7月から、「太陽光」「風力」「バイオマス」など、再生可能エネルギーでの発電を国が促進させることを目的に、電力会社が一定価格で買い取る「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が開始されました。
再生可能エネルギーで発電された電気の買取価格は他の電気の買取価格より高く設定されており、その差額を一般消費者が負担するために設けられたのが再生可能エネルギー発電促進賦課金です。
再生可能エネルギー発電促進賦課金は年々値上げされており、今後も値上がることが予想されます。
シングルの月の電気代

次に一人暮らしの月の電気代を見てみましょう。総務省が発表しているデータから、2012年~2016年でのシングルの月の電気代はこのようになっています。
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 |
5,141円 | 5,482円 | 5,565円 | 5,599円 | 5,320円 |
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参考:「家計調査結果」(総務省統計局)
シングルでは、5,100~5,500円前後で推移していることがわかるかと思います。
ファミリー世代と比べてみると、2人世帯が約9,000円前後、3人世帯が11,000円前後で推移していて、1人から2人、2人から3人時に電気代が大きく増加していることがわかります。
一般的に1人から2人に増えた時は結婚、2人から3人に増えた時は子供が増えた時と考えられますが、結婚や出産などライフスタイルが変わった時に大きく電気代が増加すると言えるでしょう。
月の電気代を安くする方法

ファミリ―世帯とシングルの平均電気料金を見てきましたが、ご自身の電気代と比べてみていかがでしたか?
1人暮らしの場合は、約5,100円以下、2人世帯の場合約9,000円以下であれば電気代を節約できていると考えて良いかと思います。
それではここでは、月の電気代を約する方法について紹介します。
電力の契約形態を見直す
電気料金は
基本料金+電気使用量×1kWh当たりの単価 |
によって決まりますが、実は電気には契約形態があります。
生活スタイルによって最適な契約形態がありますので、一度見直しをしていただくと電気代の節約につながります。
ここでは、具体的な契約形態の種類について紹介をします。
契約種類を見直す
引用元:東京電力エナジーパートナー|「電気ご使用量のお知らせ」の読み方
※赤色の枠で囲っているところで、ご自身の契約種類がわかります。
電気には契約種類が大きく分けて3つあります。それぞれの特徴を表にまとめましたのでご覧ください。
契約種類 | 特徴 |
従量電灯 | 24時間いつでも同一の料金 |
時間帯別電灯 | 1日の時間帯を2~3つに分け、それぞれに異なる電気料金をあてはめます |
ピークシフト | 最も多く電気が使われる夏の午後3時間を他の時間より割高に設定して、その他の時間帯を割安に設定しています。 |
例えば東京電力をご利用の方であればほとんどが従量電灯Bでの契約種別になっているかと思います。
時間帯別電灯においては、夜10時~朝8時までの電気代を70%~80%オフにするかわりに、その他の時間帯は約30%高くなります。
お昼間電気を使わない方にとっては、時間帯別電灯にすることで電気代を節約することが可能となります。
どのような契約種類があるかは、各電気会社によって変わりますので、各社のホームページを参考にしてください。
アンペア数を下げる
引用元:東京電力エナジーパートナー|「電気ご使用量のお知らせ」の読み方
※赤色の枠で囲っているところで、契約中のアンペア数がわかります
アンペア数とは、一度に使うことができる最大の電気の量のことをいいますが、従量電灯プランでは、このアンペア数を変更できます。
アンペア数を下げれば基本料金は下がります。なお、東京電力での「電力従量電灯B」のアンペア数ごとの基本料金は下の表のようになっています。
契約アンペア数 | 基本料金 |
10アンペア | 280円80銭 |
15アンペア | 421円20銭 |
20アンペア | 561円60銭 |
30アンペア | 842円40銭 |
40アンペア | 1,123円20銭 |
50アンペア | 1404円0銭 |
60アンペア | 1684円80銭 |
ただし注意点としてアンペアを下げると、同時に使用できる家電に制限がかかります。
家電 | アンペア数 |
照明 | 1アンペア |
ドラム式洗濯機(洗濯時) | 2アンペア |
液晶テレビ | 2アンペア |
冷蔵庫 | 2.5アンペア |
こたつ | 5アンペア |
エアコン | 6.6アンペア |
電気ケトル | 10アンペア |
ヘアドライヤー | 11アンペア |
ドラム式洗濯機(乾燥時) | 13アンペア |
食器洗い乾燥機 | 13アンペア |
炊飯器 | 13アンペア |
アイロン | 14アンペア |
IHクッキングヒーター | 14アンペア |
電子レンジ | 15アンペア |
上記表は各家電利用時のアンペア数ですが、同時に使う家電のアンペア数が契約アンペアを超えてしまうとブレーカーが落ちて家電を利用できなくなります。
ご自身が同時に利用する家電から、最大アンペア数を求めて、最適なアンペア数を計算するようにしてみてください。
古い家電は買い替える
みずほ情報総研が行った調査によると、高齢世代の方が節電を行っているにもかかわらず、月の電気代は高額であるという結果がわかりました。
その理由は、古い家電を使用しているからです。新しい家電の電気利用量はどんどん改善されています。そのため例えば同じ家電を利用しても古いものと新しいもので使用する電力量に差が出てきます。
経済産業省の省エネ性能カタログ2017年夏版によると、2006年型と2016年型のエアコンを使用した際の一年間での使用電力量の差は約66kWhとなっています。
エアコンの消費電力量の減少は少ないと思われるかもしれませんが、冷蔵庫は10年で電力量が3分の1に、テレビも約半分程度となっており、家に古い家電ばかりであれば、合計すると年間での電力量が大きく変わってきます。
そのため、もし古い家電を利用している場合には買い替えることでトータルで考えると電気代節約につながります。
思い切って断捨離をする
そもそも家電を使わなければ電気代は発生しません。そのため思い切って断捨離をすると当然電気代が節約できます。
年間約2,000円かかるテレビ→スマホやパソコン
年間約10,000円~20,000円かかる洗濯機→コインランドリー
など、他の家電やサービスを代用することで使わなくても済むようになります。ただし、家電の断捨離をすると生活スタイルによっては逆に不便になります。
次では、家電ごとの使い方を見直すことでの電気代節約方法について紹介したいと思います。
家電ごとの使い方を見なおす
では、各家電ごとの電気代節約方法について見ていきましょう。
エアコン

エアコンでの電気代節約の方法には以下のようなものがあります。
- カーテンやブラインドで熱や冷気の侵入を防ぐ
- 冷房は上向きに、暖房は下向きに風の向きを調節する
- フィルターをこまめに掃除する
- こまめに着けたり消したりしない
- 設定温度を調節する
エアコンの電気代は設定温度によって変わります。夏場は28℃、冬場は20℃程度の設定がおすすめです。
また、エアコンは室外と室内の温度差によって電気代が決まります。そのためそもそも部屋に熱や冷気の侵入を防ぐことで電気代を抑えられます。
空気の性質として、温かい空気は上に向かい、冷たい空気は下に向かいます。そのため、冷房は上向きに、暖房は下向きにしておくことで効率よく部屋の温度を調節することができます。
エアコンを効率よく稼働させることでも電気代の節約につながりますので、ご自身でフィルターの掃除もこまめに行いましょう。
さらに、エアコンは起動時に最も電力を使います。こまめに着けたり消したりした方が電気代を節約できそうですが、反対に自動運転にしておいた方が電気代を節約できます。
【関連記事】
冷房で電気代を節約するための方法|1℃上げるだけで年間約816円の節約
暖房を節約しながら冬を快適に過ごすための6つの知識|エアコン活用術
照明器具

照明器具の節約方法は、LED電球に買い替えることです。
白熱電球の電力量は約50Wなのに対し、LED電球は約10Wと約5分の1程度となっています。また寿命も長く、白熱電球が約1,500時間程度であるのに対し、LED電球は約40,000時間なので20倍以上も長く持ちます。
また、照明器具はスイッチのオンオフ時に電力を消費することはありませんので、エアコンと違いこまめに着けたり消したりすることを心掛けてください。
冷蔵庫

冷蔵庫の節約方法には以下のようなものがあります。
- 季節で設定温度を変える
- ドアを長時間開けない
- 物を入れ過ぎない
- 壁と離して設置する
冷蔵庫には、設定温度を調節する機能がついており、室内の温度を設定できます。
冷蔵庫は、部屋の空気との温度差で効率よく冷やすことができます。室内温度設定を夏場は「強」冬は「弱」に設定を行うことで、節電に繋がります。
また、料理をする際に食材を取り出すたびに開閉するのが面倒に感じ、扉を開けっぱなしにしている方もいるかもしれません。
開けっ放しにすることで冷蔵庫内の室温が上がり、そのために電気代がかかるのでしっかりと閉じましょう。
また開閉の時間を短くするために、冷蔵庫内のどこにどの食材が入っているか把握しておくこともポイントとなります。
物を多く詰め込み過ぎると、冷却の効率が下がります。また冷蔵庫のすぐ近くに壁があることで冷蔵庫周囲の温度が上がってしまい、これも冷却の効率が下がる原因となります。
冷蔵庫には適度に食材を入れ、適度に壁から話して設置しましょう。冷蔵庫の側面は2㎝以上、背中側は10㎝以上離すようにしてみて下さい。
洗濯機・乾燥機

洗濯機・乾燥機の節約方法には以下のようなものがあります。
- 洗濯はまとめて行う
- 乾燥機のフィルターはこまめに掃除を行う
洗濯はこまめに分けて行ったほうがきれいになりそうですが、実は内容量の8割程度の時が洗濯機内の水の動きが良くなり、最も効率良く洗濯できます。
そのため毎日こまめに選択するよりも、一気にまとめて洗濯・乾燥をした方が洗濯の回数も減るので、節電に繋がります。
また、乾燥機はフィルターによって効率が変わりますので、3ヵ月程度に一回は掃除を行うようにして下さい。
月の電気代に関するみんなの口コミ
ここでは、Twitterから、みんなの電気代に関する口コミをいくつか紹介したいと思います。
えぐいって!
#電気代#節約 えぐいって!#明細 #請求書 pic.twitter.com/ntB5ratGYN
— フリーランス🎶 (@LOVE54719822) 2017年10月9日
順調に下がってきた
順調に下がってきた(´∀`)#電気代 pic.twitter.com/AkVJUzbKy5
— yu (@syoyunyan) 2017年10月13日
やりましたぁ
やりましたあ(*^^*)
これで少しでも食費にまわせる。#エンゲル係数#電気代 pic.twitter.com/hXAwipOja2
— 長嶋ナイリュ🔞 (@nairu8) 2017年10月26日
暖房つけたら
暖房着けたら先月の電気使用量が倍近くなってて戦慄( ; ゜Д゜)これからどれだけ増えるのだろうか…#暖房 #電気代
— ryo_いちごの町の公務員スキーヤー・新井遼 (@ryo_pippuskiing) 2017年11月20日
5,000円くらい
#電気代
5000円ぐらい、、
寒くてホットカーペット
つけてるからかな?!ちょっと高くなってるから
気を付けよ(-◇-;)#ガス代は安い
2600円かな!#水道代
2ヶ月で8000円くらい#電気会社かえるか検討
してみよー— なおみ (@surfacel0ve) 2017年11月21日
10月の電気代
10月の電気代。
赤ん坊が来てからエアコンと空気清浄機を付けっ放しなのに、まったくエアコンを使ってなかった9月とあんまり変わってない。…まあエアコンが大きなパワーを食うのは、ぐっと冷え込むこれからなのでまだ何とも言えないけどね。#電気代 #カテエネ pic.twitter.com/KuJUbmUuf7— 柴犬あまご (@inaka_amago) 2017年10月28日
まとめ
電気代の節約は、1つ1つは小さなものかもしれませんが、継続して行うことで大きな効果を生みます。月に1,000円電気代が下がれば、年間で1万2千円も節約することができます。
今回ご紹介した節約方法をぜひ実践していただき、月の電気代を下げてみてください。
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