PCを買い換えるときや不要になるったとき、まずは処分ではなく買取を検討する方が多いのではないでしょうか。
もちろんお金を払って廃棄するよりも買取してもらった方が嬉しいですよね。
でも「どこに買取依頼をしたらよいか」「いくらで買い取ってもらえるのか」など、初めての場合はわからないことが多いかもしれません。
この記事では、不要になったPCの買取方法や、高価買取のポイントなどをご紹介します。
処分・買取の判断基準と査定ポイント
PC買取の査定金額は、OS・CPU・メモリ・グラフィックボード・HDD容量などのスペックや使用年数によって変わってきます。
一般的には以下のようなものは金額が高くなる傾向にあります。
- 年式の新しいもの
- メモリやHDD容量が大きいもの
- Windows10が搭載されているもの
- 付属品が揃っているもの
- 傷や汚れのないもの
ここからは種類別に解説していきます。
デスクトップPC
デスクトップPCとは、机上での使用を目的として作られたPCのこと。
ノートPCのように持ち運びはできず、PC本体とディスプレイやキーボード、マウスなどが独立しているのが特徴です。
購入時に付属していたマウスやキーボード、Officeのパッケージなどがあればとっておくと良いでしょう。
デスクトップPCの買取相場は3,000〜10,000円程度のものが多いですが、機種によっては10万円以上の値がつく商品もあります。
ノートPC
ノートPCはノートのように折りたたんで持ち運びができるPCのこと。
PC本体にディスプレイやキーボード、バッテリーなどが内蔵されています。
ノートPCの買取相場は10,000円前後のものが多いようですが、高いものでは50,000円以上の値がつく商品もあるようです。
ゲーミングPC
ゲーミングPCは、主にゲームを楽しむために特化されたPCです。
CPUやメモリ、グラフィックボードなどのスペックが高いものが多いです。
ゲーミングPCの買取相場は約3〜10万円程度で、それ以上の価格になるものも珍しくありません。
BTO・自作PC
BTOとは「Build To Order」つまり受注生産のことを表します。
家電量販店などではすでに完成したパソコンが売られていますが、BTOや自作PCは部品などが独自にカスタマイズされています。
自作PCや改造品は、業者に買取を断られてしまうこともあります。
その場合はフリマアプリやネットオークションを利用したり、パーツだけで売るなどの方法を検討してみましょう。
PCを売る方法
PCを売る方法は、「出張・宅配買取サービス、家電量販店での下取り、中古販売店、フリマアプリ、ネットオークション」を利用する方法などがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
出張買取・宅配買取
出張買取は、買取スタッフが自宅などに訪問して査定を行うサービスです。
デスクトップPCなど持ち運びが大変な場合や、複数のPCを買い取ってもらう際は特に便利です。
運び出しなども業者のスタッフが行ってくれるため、手間が少なくて済むのが嬉しいですよね。また、対面で説明を聞くこともできるので安心感もあります。
出張買取が難しい場合には宅配買取を行っている業者もあります。
電話やWebサイトから申し込みを行い、パソコンを宅配便で業者に送って買い取ってもらうサービスです。
梱包材がない場合は宅配業者が梱包材を自宅に届けてくれるサービスもあります。
送料は買取業者側で負担してもらえる場合が多いようです。
ただし、買取をキャンセルしたり、一定の金額に満たない場合は実費送料がかかることもあります。
いずれの場合も、事前にPCのスペックや型番などを入力して買取金額をチェックした上で申し込みをするという流れが多くなっています。
PC出張買取・宅配買取を行っているサービス
家電量販店
家電量販店では、新しいPCを購入する際に不要になったPCを下取りに出すことができます。
新しいPCの購入金額が割引されたり、ポイントをもらえるなどの特典が受けられます。
購入と売却が一度に済むため非常に便利ですね。
ただし、家電量販店では下取り価格が一律で設定されている場合もあります。
機種によっては他の買取サービスの方が大幅に高くなる可能性もありますので、一度他のサービスと比較してみると良いかもしれません。
中古販売店
中古販売店はハードオフやセカンドストリートなどのリサイクルショップが有名ですが、PC買取を行っている店舗もあります。
全国展開している中古販売店なら、近所にお店があるという方も多いのではないでしょうか。
買い取ったPCを再度販売するため、状態の良いものや付属品が揃っているものはより重宝される傾向にあります。
逆に、年式の古いものや付属品が揃っていないものは買い取ってもらえない可能性もあるので注意が必要です。
中にはジャンク品を取り扱っている店舗もあるので、部分的に壊れていたり、パーツが足りない場合でも相談してみる価値はありそうです。
フリマ・ネットオークション
メルカリやラクマなどのフリマアプリや、ヤフーオークションなどのネットオークションを使って売る方法もあります。
フリマアプリやネットオークションは、他の買取サービスや下取りよりも高く売れやすいのがメリット。
また、他のサービスでは買い取ってもらえないような古いPCでも出品することができます。
ただし出品するのに手間がかかります。商品の写真を自分で撮影したり、型番やスペック、商品の状態などを詳細に入力しなければなりません。
また、商品が売れたときには自分でパソコンを梱包して発送する必要があります。
出張買取における買取の流れ
申し込み~買取完了までの流れを簡潔にご紹介します。一般的な流れをご紹介しますが、買取業者によって多少異なる場合もあります。
①事前査定
電話やWebから申し込みをして、PCのスペックや状態などを元に概算の買取金額を査定します。
②出張買取の予定日を決める
自分と業者の都合の良い日程で出張買取日の予約をします。
③出張査定
買取スタッフが自宅へ来て査定を行います。
④お支払い
査定額に納得したら、その場で現金で支払われる場合が多いです。
買取を行う際には本人確認書類(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)が必要となります。予め準備しておきましょう。
査定アップのためにしておくこと
少しでも高く買い取ってもらうために、できることはやっておきたいですね。
商品はきれいにしておく
商品の見た目は非常に重要です。黒ずんでいたり汚れがついていたりすると、減額の対象となってしまう可能性があります。
ホコリや汚れなどは拭き取って、できるだけきれいにしておきましょう。
また、普段から傷や汚れがつかないようにPCケースに入れて持ち運ぶのもおすすめですよ。
複数の業者に見積もりを依頼する
ひとつの業者だけで決めてしまうより、複数の業者に見積もりを依頼して比較しましょう。
見積り金額が最も高いところに依頼しても良いですし、複数の見積もりを比較して査定アップの打診もできるかもしれません。
時間があれば近所の店舗をいくつか回ってみるのも良いですね。
また、Web上でPCのスペックを入力すると簡単に見積もりを出してくれるサービスもあります。
一括で金額を比較してくれるサイトもあるので、うまく活用したいですね。
付属品を揃えておく
ACアダプターやバッテリー、マウス、キーボード、Officeパッケージ、保証書など、購入時に付属されていたものは全て揃っているのが理想です。
ただ、付属品がないからといって買取ができないわけではありません。減額の対象となる可能性はありますが、付属品が足りなくても査定は可能です。
なるべく高く査定してもらうためにも、付属品で足りないものがないか確認しておくようにしましょう。
買取までにしておくこと
買取に出す前に、必要なデータのバックアップやデータの削除をしましょう。
データのバックアップを取る
買取に出す前に、PCに残っているデータを削除する必要があります。
そのため、残しておきたいデータがある場合は事前に別のところに保存するなどして必ずバックアップを取りましょう。
データの削除・初期化
必要なデータのバックアップが完了したら、PC内のデータを全て削除します。
買取業者の中には、買取の際にデータの削除を行ってくれるところもあります。
自分でデータ削除や初期化をするのが不安な場合は、データの削除をしてくれる業者を選ぶと良いでしょう。
ただしパスワードの解除などは予めやっておく必要があります。
まとめ
PCを買取に出すには、出張・宅配買取サービス、家電量販店、中古販売店、フリマアプリやネットオークションを利用する方法などがありました。
査定アップのためには複数の買取業者に見積もりを依頼したり、付属品を揃えておくことなども有効です。
買取に出す前には、必要なデータのバックアップや初期化なども忘れずに行うようにしましょう。
それぞれの買取方法のメリット・デメリットを理解した上で自分に合った方法を選択し、できるだけ高く買い取ってもらえると良いですね。
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