「毎日の面倒」を「日々の贅沢」に変えてくれるウォーターサーバーですが、各メーカーでどんな違いがあるのでしょうか?
今回の記事ではウォーターサーバーを徹底比較し、メリットもデメリットも赤裸々にお伝えします。
今後のウォーターサーバー選びに、是非ご参考ください。
- ウォーターサーバーには選ぶポイントが8つある
- 一人暮らしの場合は、水の消費量に注意
- 水の美味しさを保つために、お手入れは忘れずに
- ウォーターサーバーを使えば赤ちゃんのミルク作りも楽々
- オフィスにあると、従業員の満足度もアップ
- 料金にお困りなら、ウォータースタンドでコスト削減も
サーバー10社比較!
10社一覧表
月額利用料金はおおよその電気代も含めた予想金額となります。
金額は最低利用金額とします。
《天然水》
プレミアムウォーター | サントリー | フレシャス | コスモウォーター | うるのん | |
月額利用料金 | 約5,000円〜 | 約4,500円〜 | 約5,300円〜 | 約4,600円〜 | 約4,300円〜 |
デザイン | オシャレなサーバーがいくつか選べる。カラーバリエーションも豊富 | サーバーは床置きタイプのみで、カラーも2色のみ。 | 円柱型のdewoは女性に人気。グッドデザイン賞も受賞している | ナチュラル感のあるウッド調のカラーは、インテリアにも馴染みやすい。グッドデザイン賞も受賞 | シンプルなサーバーで、カラーバリエーションも少ない |
使いやすさ | 下置きボトルのサーバーもある為、非常に使いやすい。また省エネモードが自動に切り替わるものも | ボトルはダンボールで積み上げられるので、保管で場所を取らない。4段階の温度切り替えが可能 | 小分けのビニールのパックで水の交換をするので、ゴミが小さくまとまる。小分けで水が販売される分、やや料金は高め | ボトルが下置きタイプのサーバーもあるので、面倒なボトル交換が楽々。コスパの良さからユーザーがとても多い | 別途サーバーレンタル料が発生するが、卓上型もある。水は上置きタイプなので、ボトル交換にはやや手間がかかる |
その他特徴 | 長期契約で更にお得に | 非常時にはボトルに直接ノズルを付けて利用する事が可能 | アニメキャラクターとコラボしたデザインもある | ご家庭が被災にあわれた際には「被災お見舞い」としてボトルが支給される | RO水の販売もあり。また別途送料が必要 |
こんな人にオススメ | 天然水の種類や味に拘りたい方 | 温度調節が4段階なので、様々な用途で利用される方 | デザインや使いやすさを重視される方 | 安く天然水が飲みたいという方 | 静岡、東海地方在住のご家庭 |
《RO水》
アクアクララ | クリクラ | アルピナウォーター | ピュアハワイアンウォーター | ワンウェイウォーター | |
月額利用料金 | 約4,200円〜 | 約3,800円〜 | 約3,900円〜 | 約4,800円〜 | 約5,000円〜 |
デザイン | オシャレなサーバーもあるが、月額利用料金が必要となる。ただしエコモードを使用して電気代を安くする事ができる | サーバーは非常にシンプルな床置き型と卓上型。それぞれ省エネサーバーと、普通のサーバーがある。 | クリクラと似たようなデザイン。12Lのボトルの他、19Lのワンサイズ大きいボトルもある。 | カラーはホワイトのみになるが、用途の違う3種類から選べる。シンプルだがデザインは良い | カラーバリエーションも多く、アクアクララに次いでデザインにも拘りを感じる |
使いやすさ | ネスカフェのコーヒーマシンと一体型のサーバーもあり、ご家庭だけじゃなくオフィス使用でもバッチリ | コック式でシンプル。ボトルは上置きの為、ややボトル交換は面倒。病院などでよく見かける | 19Lの「5ガロンボトル」は料金こそお得なものの、実際にボトル替えするのは男性でも重労働 | エコサーバーを使用してもレンタル料金でほぼ相殺。上置きタイプなので、ボトル交換は面倒 | 水の金額は業界でも特に安い方だが、最低発注数が3本となる。ボトルが使い捨てなのが有り難い |
その他特徴 | ノルマがないので、必要な時に必要なだけ発注できる | コック式なので災害時にも使える | ノルマなしだが、発注可能数は12Lボトルを3本からとなる | ハワイの天然水をろ過したRo水。高度がとても低い超軟水 | 天然水の販売もあり。その場合最低発注数は変わる |
こんな人にオススメ | RO水の利用でもサーバーをオシャレに使いたい方 | 料金を安く済ませたい2人以上のご家庭 | 料金を抑えたい一人暮らしの方 | RO水でワンウェイボトルを希望される方 | 二人以上のご家庭なら安く利用可能。クリクラより発注数は多くなる |
ウォーターサーバーの選び方
- デザインを部屋の雰囲気に合わせる
- 在庫を抱えないように
- ボトル交換は無理なく出来るか
- 水の温度を把握する
- 給水時の操作性はどうか
- チャイルドロックは使いやすいか
- 衛生面(メンテナンス)はどうか
- 月額料金はどのくらいか
長く快適に使いたいウォーターサーバーだからこそ、だんだん細かい部分が気になることも。
そんなトラブルやデメリットを、今回はリアルにお伝えします。是非参考にして頂き、ウォーターサーバー選びで失敗しないようにして下さい。
1. デザインを部屋の雰囲気に合わせる
レンタル料金が無いものや、メーカーによってはシンプルなデザインのサーバーのみ取り扱う所があります。
インテリアにこだわりがあるご家庭では、出来るだけサーバーの見た目にもこだわりを持つことも大切です。
例えば高級感のある”スマートサーバー(きらら)”では、自宅で炭酸水を作る事も可能です。
オリジナルドリンクを作ったり、時には洗顔に使ったりして生活の幅を広げる事が可能です。
2. 在庫を抱えないように
利用頻度が少なかったり、発注数が多くなったりすると在庫を抱えるリスクがあります。
特に定期配送のメーカーや、1回の配送量が多いメーカーの場合だと注意が必要です。
そんな時でもスキップ機能を上手く使えば問題はありません。
しかしスキップが何度も出来るメーカーもあれば、年に2回程度しか出来ないメーカーもあります。
消費量が少ない一人暮らしや、家を開ける時間が長いご家庭の場合はスキップ機能をしっかり調べておきましょう。
アクアクララなど、ノルマがないメーカーを選ぶのもいいですね。
3. ボトル交換は無理なく出来るか
標準的なボトルは12Lとなり、これをセットするのは意外と大変です。
交換が面倒になるあまり使用頻度を下がり、結果として在庫過多につながる事も。
そんな場合は下置きタイプがオススメです。
下置きタイプなら誰でも簡単にボトル交換が可能なので、女性でも楽々交換が行えます。
4. 水の温度を把握する
冷水も温水もサーバーによって温度が違います。
もっとも熱い温水が出るのはアクアウィズ(アクアクララ)で95度まで使えますが、平均的なサーバーは80〜90度。これはコーヒーや赤ちゃんのミルクなどを作る事を想定し、ちょうど良い温度に設定されています。
しかしインスタント食品を調理するには80度だと少し低い為、用途に合わせてサーバーを選ぶ事も大切です。
5. 給水時の操作性はどうか
ウォーターサーバーを利用するにあたり、給水時の操作性は非常に重要です。
給水時にコップを置く位置にある受け皿と、給水時の姿勢に注目してみましょう。
例えば受け皿が広い場合、そこに鍋を置いて片手で給水する事が可能です。
しかし受け皿が狭いと鍋が置けず、手間が増えてしまいます。
また給水ボタンが低い位置にあると、少しかがんで水を入れる必要があります。
これくらい大した事じゃないと思われそうですが、実は意外とストレスを感じるポイントだったりします。
そんな時にはフレシャスのdewoがオススメ。
給水ボタンが上に付いているので、ボタン操作でかがむ必要がありません。とことん便利に使いたい方には是非オススメです。
6. チャイルドロックは使いやすいか
小さな子供がいる家庭では、子供が誤って火傷をしないよう対策が必要です。
チャイルドロックにも様々な種類がありますが、事故を未然に防ぐには給水ボタンを触らせない事が第一です。
cado×PREMIUM WATER ウォーターサーバー(プレミアムウォーター)なら、ボタンが子供の手が届かない位置にあるので安心です。
また料理などで水を頻繁に使う時間帯になると、チャイルドロックには煩わしさを感じてしまいます。
そんな時もボタン1つで簡単にON/OFFが切り替えられるので、簡単でストレスなく利用できます。
7. 衛生面(メンテナンス)はどうか
サーバーの内部などは家庭で掃除が出来ない為、定期的なメンテナンスが必要になります。
期間はメーカーによって様々ですが、長く利用するものだからこそ衛生面に気をつけたい所。
特に夏の暑い日には細菌が繁殖しやすく、見えない場所に危険が潜む事も。
旅行や出張など、一時的に利用が少なくなった場合は特に注意しましょう。
例えばフレシャスなら1ヶ月以上の利用休止があると、メーカーメンテナンスが来てくれるのでオススメです。
もちろんご家庭でのお手入れも忘れずに。
8. 利用料金が高い
スマホと同じくウォーターサーバーは「生活をより便利にするもの」です。
当たり前の事ですが水道水よりも高く、想像していたよりもコストがかかる事もあります。
そこで案外見落としがちなのが電気代。メーカーサイトでは電気代を含まない料金を書いている事も多い為、見えない所で料金がかかっていたりします。
基本的なサーバーでは1,000円前後ですが、省エネサーバーを利用すると半分近くコストを下げる事が出来ます。サーバーによっては自動的に省エネモードに切り替わるものもあり、非常に便利です。
一人暮らしの場合 〜在庫リスクに注意〜
一人暮らしの場合、一番起こりうる問題が「在庫をかかえる」という事です。
水の最低発注量が多いメーカーや、スキップが何度も行えない場合は要注意。ノルマが発生して、追加料金が取られてしまう可能性があります。
メーカーによっては各月でスキップ出来るので、是非検討してみてください。
二人暮らしの場合 〜利用料金に注意〜
1月に水の使用量が48Lとして計算してみましょう。12Lボトルが1本1,300円だとして5,200円。
そこに電気代を併せると6,000円くらい必要になります。
ウォーターサーバーは水を買うだけではなく、生活をより便利にするものです。しかし毎月の支払いは出来るだけコストカットしたいもの。
そんな時にオススメなのは、各メーカーで行っているパック料金の利用。
例えばプレミアムウォーターの場合、3年契約を組めば水代が1回の発注あたり260円ほど安くなります。
3年間の差額でみると、なんと18,648円も得になります。
二人暮らしのご家庭では、基本プランよりもパック料金がオススメです。
赤ちゃんのいる家庭の場合 〜温度管理に注意〜
赤ちゃんのミルクを作る場合は温度管理がとても重要です。
粉ミルクは熱湯で作ってしまうと、ミルクのもつ栄養成分が無くなってしまいます。
しかしミルクの粉は無菌ではない為、殺菌する必要もあります。では、どうすればいいのでしょうか?
実はミルクを作る際は適正温度があり、70〜80度が丁度いいとされています。
これは粉ミルク内に潜む細菌を殺菌し、かつ栄誉素をしっかり残す温度になっているのです。
ウォーターサーバーの温度はミルク作りにも丁度いい温度とされています。
もし温水が熱すぎる場合には省エネ機能を利用して、一時的に温度を下げるのもいいでしょう。
また主婦の方にとってボトル交換はかなり重労働。上置きタイプだと12Lもあるボトル持ち上げてセットしなければいけません。
そんな時には下置きタイプがオススメ。
例えばフレシャスなら下置きタイプで9.3Lと、ボトル交換がしやすくなっています。
フレシャスはデザインでも人気のモデルが多く、オススメのメーカーとなっています。
水の質にこだわる方 〜美味しい水は鮮度が大事〜
水の美味しさは体調などでも変化を感じる為、一概に美味しい水を定義づける事は難しいものです。
しかしどんな水であっても、その鮮度が落ちてしまえば味も落ちてしまいます。
そもそも美味しくても細菌が繁殖してしまったら、全く意味がありませんよね。
清潔なタンクで鮮度を守る為には、サーバーのメンテナンスがしっかりされているメーカーをオススメします。
そしてご家庭での清掃も非常に大切です。
プレミアムウォーターではセルフクリーニングキットの販売と、訪問クリーニングサービスを行っています。
セルフクリーニングキットを利用すれば毎日のお手入れも簡単になり、メーカー推奨のお手入れ方法なので安心です。
さらに訪問クリーニングサービスを利用すれば、衛生面はバッチリです。
また天然水の種類が選べるプレミアムウォーターでは、ミネラル成分が多い天然水の販売も行っています。
天然水「金城」は硬度83mg/Lと、一般的な軟水の中では硬度が高め。
人によっては硬水だと少し重く感じてしまう事もあるのですが、金城は軟水と硬水の中間にあたります。
だから多くの方に喜ばれており、飲み水や料理にも最適です。
オフィスに置く場合
オフィスにサーバーを置く場合は、少し視野を変えてみましょう。
- コスト:少ないコストで従業員の満足度を上げる
- 使い勝手:誰でも水の交換が出来る方がいい
- 置き場所:休憩室のスペースが確保出来るか
肉体労働が多い職場はもちろん、事務仕事の合間にコーヒーを入れる時など。
活躍の幅はとても広くあるので満足度は間違いないでしょう。
お昼休みにインスタント食品などを作る事が出来るよう、お湯の温度が高いサーバーがいいかもしれません。
少し注意して頂きたいのは使い勝手と置き場所。
ボトル上置きタイプだと、女性スタッフの場合はとても重労働です。
出来るだけ下置きタイプを利用する事をオススメします。
またスペースですが、ツーウェイ方式(リサイクルボトル)を利用すると場所の確保が大変です。
十分にスペースが確保出来るよう、使い捨てボトルの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
ワンウェイで比較的安いサーバーとしてオススメなのは、コスモウォーターです。
カラーバリエーションも多いので、見た目も良く機能的なサーバーです。
水は下置きタイプなので、従業員に女性がいても問題なく交換出来るでしょう。
ウォータースタンドとの比較
ご家庭の水道水を高性能フィルターでろ過し、自宅で美味しい水を作る事が出来るウォータースタンド。
大きな特徴としては
- 使い放題であること
- 発注やノルマなどがない事
以上の2点になります。
結論から言うとメリットは「水の使用量が多ければ多いほどお得」となります。
デメリットとしては「スキップなどがなく、利用頻度に関係なく定額料金がかかる」といった事が挙げられます。
使用量が多ければお得なワケ
ウォータースタンドの利用料金はレンタル料金と電気代、水道代の合計になります。レンタル代と電気代でおよそ4,500円から利用が可能です。
しかしウォータースタンドは配達水ではない為、水道水の利用料金が加算されるだけになります。
およそ300Lで90円程度となる為、ウォーターサーバーよりも圧倒的にコストを下げられます。
大人数で利用される場合はもちろん、料理教室などにも最適。
水道水なので面倒な発注やノルマ、配達の受け取りなども必要ない所もメリットです。
利用頻度に関係なく定額料金がかかる?
ウォーターサーバーの場合、少し家を開ける時はスキップを利用して無駄なコストかけない工夫が出来ます。
しかしウォータースタンドは毎月の支払いが固定なので、使わなくても同じだけコストがかかるというデメリットがあります。
そして水道水を原水としている為、もちろん天然水はご利用いただけません。
また水の硬度はほぼ水道水と変わらないので、地域にもよりますが大体50mg/Lの軟水となります。
現代では生活が多様化している為、ウォーターサーバーのプランも様々です。
一概にどのメーカーが1番と決めつける事は出来ませんが、ご家庭にあったサーバーはきっとあります。
生活を少し豊かにしてくれるウォーターサーバー。この機会にご検討されてはいかがでしょうか?
最近のコメント