WiMAXの速度が遅いと感じたら?2つの原因と4つの対処法

エリア診断もしてWiMAXと契約したものの、通信速度が遅いと不満に感じる方は少なくありません。

WiMAXが遅いと感じたら、以下のポイントについて知っておくことが役に立つはずです。

この記事のポイント
  • WiMAXは屋内や地下では通信速度が遅くなる
  • WiMAXは使いすぎると速度制限がかかる
  • 屋内の場合、窓に近いほど通信速度が速くなる
  • USBケーブルで接続すると、通信速度が速くなる
  • 「ハイパフォーマンス」に切り替えると、通信速度が速くなる
  • 地下では「ハイスピードプラスエリアモード」に切り替えると、通信が安定する
  • WiMAXは初期契約解除制度の対象

今回は、WiMAXの速度改善に重要なこれらの内容について詳しく説明していきます。

WiMAXの通信速度は?

そもそも、WiMAXの通信速度は本当に遅いのでしょうか?

2019年9月時点で購入できるWiMAXの主な機種は、以下のとおりです。

【モバイルルーター】

  • W06
  • WX05
【ホームルーター】

  • L02
  • HOME01

これらの機種はそれぞれ、最大通信速度が異なります。

各機種の最大通信速度は、以下のとおりです。

下り最大速度上り最大速度
W061.2Gbps75Mbps
WX05440Mbps75Mbps
L021.0Gbps75Mbps
HOME01440Mbps75Mbps

「下り速度」は、データのダウンロードに使われる速度です。(例:ウェブサイト閲覧や動画視聴)

「上り速度」は、データのアップロードに使われる速度です。(例:メールやLINEなどの送信)

2019年10月時点で最新のモバイルルーターであるW06の通信速度は、下り最大1.2Gbps(1,200Mbps)です。

この数値は、固定回線にも引けを取らない速度です。

とはいえ、これはあくまで理論値で、実際にこの速度が出ることはありません

しかし、この点は固定回線も同様なので、W06の速度は十分速いということになります。

WiMAXと他のモバイルWi-Fiの通信速度を比較

WiMAXは、複数あるモバイルWi-Fiサービスの一つです。

では、他のモバイルWi-Fiと比べて、WiMAXの速度は速いのでしょうか?

主なモバイルWi-Fiのサービスとその最新機種、それぞれの通信速度は以下のとおりです。

下り最大速度上り最大速度
WiMAX(W06)1.2Gbps75Mbps
Pocket WiFi(803ZT)988Mbps37.5Mbps
NEXTmobile(FS030W)150Mbps50Mbps

このようにWiMAXのW06は他のモバイルWi-FIの機種と比べて、下り・上りともに最速となっています。

WiMAXを遅いと感じる2つの理由

ここまでの説明で、WiMAXは通信速度が速いということがお分かりいただけたはずです。

とはいえ、実際にWiMAXを使ってみて、速度が遅いと感じている人が多いことも事実です。

WiMAXの通信速度が遅いと感じるのには、主に2つの理由があります。

建物内や地下では通信速度が遅くなる

WiMAXでは、「WiMAX2+回線」という独自回線が使用されています。

WiMAX2+回線は通信速度が速いのが特徴ですが、実はデメリットもあります。

それは、通信の安定性に欠けるという点です。

モバイルWi-Fiの端末は、基地局(電波塔)が発する電波を受信しています。

この電波を受信した端末をWi-Fi接続することで、パソコンやスマホをインターネットに接続できるのです。

しかしWiMAX2+回線の電波は、壁を隔てると弱くなる性質を持っています。

そのため屋内や地下では電波が弱くなり、通信速度も遅くなってしまうのです。

速度制限がかかっている

屋外なのにWiMAXの速度が遅いと感じるのなら、速度制限がかかっているのかもしれません。WiMAXには、以下2つのプランがあります。

  • ギガ放題プラン
  • 7GBプラン

「ギガ放題プラン」は、月間のデータ通信量が無制限のプランです。

ただし、直近3日間のデータ通信量が10GBを超えると、翌日18時〜翌々日2時まで速度制限がかかります。

ギガ放題で速度制限がかかったときの通信速度は約1Mbpsです。

「7GBプラン」は、月間のデータ通信量が7GBに制限されているプランです。

7GBプランで契約した場合、当月に7GB以上のデータ通信をすると速度制限がかかり、通信速度が128kbpsに落ちてしまいます。

これは、スマホが「パケ死」したときと同じ通信速度です。

7GBプランで速度制限がかかった場合、翌月になるまで通信速度は戻りません。

WiMAXはプラン変更が可能なので、7GBプランで速度制限がかかってしまった人は、翌月からギガ放題プランに切り替えるといいでしょう。

WiMAXが遅いと感じたときの4つの対処法

先ほども説明したとおり、WiMAXは仕様上、屋内や地下では通信速度が遅くなってしまいます。

とはいえ、屋内や地下でもWiMAXを利用したいという人も多いでしょう。

そこで、屋内や地下でWiMAXの通信速度を改善する方法について説明していきます。

端末を窓のすぐ近くに置く

WiMAXの端末を屋内で使う場合、窓に近いほど電波が入りやすくなり、離れるほど電波が入りにくくなります。

そのため、WiMAXを屋内で使う場合は、できるだけ窓の近くで使用するようにしましょう。

パソコン利用時は端末をUSBケーブルに接続する

パソコンをインターネットに繋げる場合、WiMAXの端末をWi-Fi接続する以外に、USBケーブルで有線接続する方法もあります。

固定回線がそうであるように、WiMAXも無線のWi-Fi接続より、有線接続の方が通信速度は速くなります

先ほど、W06の下り最大速度は1.2Gbpsだと説明しましたが、これはUSBケーブル接続の場合の速度です。

Wi-Fi接続のみの場合、W06の下り最大速度は867Mbpsになります。

ハイパフォーマンスに切り替える

W06には、以下3つのパフォーマンスモードがあります。

モード通信速度電池消費
ハイパフォーマンス速い速い
スマートふつうふつう
バッテリーセーブ遅い遅い

通信速度は「ハイパフォーマンス」が最も速く、「バッテリーセーブ」が最も遅くなっています。

W06ではデフォルトで、通信速度がふつうの「スマート」に設定されています。

この設定をハイパフォーマンスに切り替えることで、通信速度を改善できます。

ただしハイパフォーマンスにすると、電池の消耗も速くなるので注意しましょう。

地下ではハイスピードプラスエリアモードに切り替える

先ほども説明したとおり、WiMAX2+回線は地下に弱いです。

地下でもWiMAXを使って快適にインターネットがしたいなら、「ハイスピードプラスエリアモード(LTE回線)」に切り替えましょう。

ハイスピードプラスエリアモードに切り替えると、WiMAXの使用回線がWiMAX2+回線から、auの4G LTE回線に切り替わります。

auの4G LTE回線なら、地下でも比較的安定した通信が可能です。

ただしハイスピードプラスエリアモードには、以下3つの注意点があります。

  • 2年契約の場合、LTEオプション料がかかる
  • 利用できるのは月7GBまで
  • 月に7GB以上使うと、その月は速度制限がかかる

月に1度でもハイスピードプラスエリアモードに切り替えると、LTEオプション料がかかります。

3年契約のプランならLTEオプション料は無料ですが、2年契約のプランの場合、別途1,005円を支払わなければなりません。

また、ハイスピードプラスエリアモードで1ヶ月に使えるデータ通信量は7GBまでです。

これは、ギガ放題プランで契約している場合も同様です。

ハイスピードプラスエリアモードで月に7GB以上のデータ通信をした場合は、WiMAX2+回線も道連れで、当月中ずっと速度制限がかかってしまいます。

そのため、ハイスピードプラスエリアモードの使いすぎには注意しましょう。

どうしてもWiMAXの速度が遅いと感じたら?

ここまで、WiMAXの通信速度を改善する方法について説明してきました。

しかしエリアによっては、どの方法を使っても、通信速度が改善されないケースもあるかもしれません。

その場合、まだWiMAXと契約したばかりなら、「初期契約解除制度」が利用できます。

初期契約解除制度はクーリングオフ制度に似たもので、端末の到着から8日以内なら、WiMAXとの契約をキャンセルできます

この制度を利用してキャンセルすれば、初月の月額料金や契約解除料は一切かかりません。

ただし、3,000円の契約事務手数料だけは返ってこないので注意しましょう。

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