WiMAXとどんなときもWiFi、どちらにするかで迷っている方は、以下のポイントに注目しましょう。
- どんなときもWiFiはレンタルタイプのサービスだが、契約期間の縛りも契約解除料も存在する
- 通信速度ではWiMAX、通信安定性ではどんなときもWiFiが優れている
- 実質月額料金は、両者それほど変わらない
- 契約解除料は同額
今回は、WiMAXとどんなときもWiFiを比較しながら、これらの内容について詳しく説明していきます。
おすすめのWiMAXは以下の記事をご覧ください。
どんなときもWiFiの特徴とWiMAXとの比較
WiMAXは端末を購入するタイプのサービスですが、どんなときもWiFiはレンタルするタイプのサービスです。
ただしレンタルタイプといっても、どんなときもWiFiには契約期間の縛りも、契約解除料も存在します。
そのため内容的には、購入タイプに近いサービスだと言えるでしょう。
WiMAXとどんなときもWiFiには、購入かレンタルかの他にも様々な違いがあります。
両者の主な違いは、以下のとおりです。
WiMAX | どんなときもWiFi | |
通信速度 | 下り最大1.2Gbps | 下り最大150Mbps |
データ容量 | 無制限 / 7GB | 無制限 |
通信制限 | 3日間で10GB / 7GB | なし |
通信制限後の速度 | 1Mbps | 384Kpbs |
通信安定性 | △ | ◯ |
契約期間 | 3年が一般的 | 2年 |
海外利用 | ✕ | ◯ |
最新機種 | W06 | D1 |
実質月額料金 | 3,414円 | 3,480円 |
契約解除料 | 9,500~19,000円 | 9,500~19,000円 |
ここでは、これらの内容について説明していきます。
通信速度
2019年9月時点で、WiMAXの最新機種である「W06」の通信速度は、下り最大1.2Gbps(1,200Mbps)です。
一方で、どんなときもWiFi唯一の機種である「D1」の通信速度は、下り最大150Mbpsです。
通信速度で言えば、WiMAXが圧倒的に勝っています。
ここでの注意点は、あくまで「最大速度」であって実際に上記の速度が出るわけではありません。
利用エリア・環境によっても速度は大きく変わるため、この後解説する「通信安定性」も合わせてご確認ください。
データ容量
WiMAXには、以下2つのプランがあります。
- ギガ放題プラン…月間のデータ容量が無制限
- 7GBプラン…月間のデータ容量が7GBまで
このうち「ギガ放題プラン」を選べば、月間のデータ容量は無制限です。
ただし直近3日間で10GB以上のデータ通信をすると、翌日18時〜翌々日2時までの間は速度制限がかかり、通信速度が約1Mbpsになります。
どんなときもWiFiもデータ容量は無制限ですが、WiMAXのように3日で10GBのような部分的な通信制限もありません。
公式サイトによると「違法ダウンロード、不正利用、大容量通信によるネットワークの占有を行った場合」に通信制限がかかると記載がありますので、通常利用では通信制限の心配はありません。
ちなみに速度制限がかかったときの通信速度は、約384kbpsになります。
通信安定性
WiMAXは、通信の安定性に欠ける点がデメリットです。
WiMAXには「WiMAX2+回線」という独自回線が使われています。
WiMAX2+回線の電波は壁を通ると弱くなる性質があるため、屋内や地下では通信速度が遅くなってしまうのです。
その点、どんなときもWiFiは「トリプルキャリア」対応となっています。
このトリプルキャリア対応とは、「ドコモ・au・ソフトバンク」全ての回線に対応していることを指します。
トリプルキャリアの回線は、WiMAX2+回線に比べて、屋内や地下でも安定した通信が可能です。
そのため、通信の安定性で選ぶなら、どんなときもWiFiの方がおすすめです。
海外利用
WiMAXは国内のみでしか利用できませんが、どんなときもWiFiの端末は、海外107か国でそのまま利用できます。
ただし海外で利用する場合、月額料金とは別に海外利用料がかかります。
高速通信は1日1GBなどの制限はあるものの、わざわざもう一台WiFiをレンタルする必要がないのは手間がかからず便利ですよね。
最新機種
WiMAXの最新機種のW06と、どんなときもWiFiの唯一の機種であるD1のスペックの比較表は、以下のとおりです。
W06(WiMAX) | D1(どんなときもWiFi) | |
通信速度 | 下り最大1.2Gbps | 下り最大150Mbps |
連続通信時間 | 約9時間 | 12時間 |
同時接続台数 | 16台 | 5台 |
連続通信時間については、どんなときもWiFiのD1の方が長いです。
通信速度や同時接続台数で見れば、WiMAXのW06に軍配が上がります。
口コミ比較
続けて、WiMAXとどんなときもWiFi、それぞれの口コミについて比較していきましょう。
良い口コミ比較
まずは、それぞれの良い口コミから紹介していきます。
WiMAXが届いたので自宅でも快適にネットができるようになりました🙌
これでやっと色々と調べごとができますね🙆♂️
ちょうど速度制限もかかったところだったので助かりました😂
— たまお@鍼灸整骨院開業/大阪ブロガーズ (@otamao_blog) 2019年9月22日
どんなときもWi-Fi契約したんだが、WiMAXより速い説 pic.twitter.com/K74872RMVt
— 秋葉の空気がうまい(suke) (@sukekon7) 2019年9月20日
WiMAXでは、インターネットが快適にできるという口コミが見られました。
しかしながら、一部には「どんなときもWiFiがWiMAXより速いのでは」という口コミもありました。
これは先ほども説明しましたが、利用エリアや環境によって通信速度が大きく異なることがあり、必ずしもWiMAXの方が速いわけではありません。
悪い口コミ比較
続けて、悪い口コミも見ていきましょう。
WiMAX遅いな…
ほかのポケットWiFiにするか…— てら🌙*゚ (@TERA24003088) 2019年9月24日
どんなときもwifiに変えたけどwimaxの方が快適だった…
— しーま@4y&1y5m (@t0ra_loglog) 2019年9月13日
WiMAXでは、通信速度が遅いという口コミも見つかりました。
一方どんなときもWiFiでは、「WiMAXの方が快適だった」と、乗り換えを後悔する口コミも投稿されています。
どんなときもWiFiとWiMAX(BIGLOBE WiMAX2+)の料金比較
最後の比較ポイントとして、WiMAXとどんなときもWiFiを料金面で比べていきましょう。
どんなときもWiFiの月額料金は、クレジットカード払いか口座振替かによって異なります。
そこでここでは、クレジットカードと口座振替の両方ができるBIGLOBE WiMAX2+と、どんなときもWiFiの料金を比較していきます。
クレジットカードの場合の月額料金
クレジットカード払いの場合、BIGLOBE WiMAX2+とどんなときもWiFiの「実質月額料金」は以下のとおりです。
- BIGLOBE WiMAX2+…3,414円
- どんなときもWiFi…3,480円
※「実質月額料金 = (契約期間の月額料金の総額 – キャッシュバック金額) ÷ 契約期間」。BIGLOBE WiMAX2+は、ギガ放題プランの料金
それぞれの月額料金について説明していきます。
BIGLOBE WiMAX2+のクレジットカードの月額料金
BIGLOBE WiMAX2+はキャンペーンページから申し込むと、以下2つの特典のうち、好きな方を選べます。
- 月額料金大幅値引き
- キャッシュバック+値引き特典
どちらを選ぶかによって、月額料金が異なります。
2つの特典のうち、最終的な支払総額が安いのは「キャッシュバック+値引き特典」です。
キャッシュバック+値引き特典を選べば、月額料金が安くなるだけでなく、30,000円のキャッシュバックも受けられます。
BIGLOBE WiMAX2+の「キャッシュバック+値引き特典、クレジットカード払い」の月額料金は以下のとおりです。
契約期間 | 月額 |
サービス開始月(0ヶ月目) | 0円 |
1~2ヶ月目 | 3,695円 |
3ヶ月目〜 | 4,380円 |
実質月額料金 | 3,414円 |
BIGLOBE WiMAX2+の契約期間は、3年間(サービス開始月も含めた37ヶ月間)です。
キャッシュバック金額を引くと、実質月額料金は3,414円になります。
どんなときもWiFiのクレジットカードの月額料金
どんなときもWiFiのクレジットカード払いの月額料金は、以下のとおりです。
契約期間 | 月額 |
サービス開始月(0ヶ月目) | 3,480円/日割 |
1~24ヶ月目 | 3,480円 |
25ヶ月目〜 | 3,980円 |
実質月額料金(2年) | 3,480円 |
どんなときもWiFiの契約期間は、2年間(25ヶ月)です。
この期間は、月額料金が3,480円に固定されています。
口座振替の場合の月額料金
口座振替の場合、BIGLOBE WiMAX2+とどんなときもWiFi、それぞれの実質月額料金は以下のとおりです。
- BIGLOBE WiMAX2+…3,884円
- どんなときもWiFi…4,180円
※月額料金には、200円/月の口座振替手数料も含む
それぞれの月額料金について説明していきます。
BIGLOBE WiMAX2+の口座振替の月額料金
BIGLOBE WiMAX2+のキャッシュバック+値引き特典、口座振替の月額料金は以下のとおりです。
契約期間 | 月額 |
サービス開始月(0ヶ月目) | 0円 |
1~2ヶ月目 | 3,495円 |
1~2ヶ月目 | 4,180円 |
3ヶ月目〜 | 4,380円 |
実質月額料金 | 3,884円 |
口座振替の場合、月額料金とは別に200円/月の口座振替手数料がかかります。
また、キャッシュバック金額は15,000円に下がってしまいます。
これらを考慮した実質月額料金は3,884円です。
どんなときもWiFiの口座振替の月額料金
どんなときもWiFiの口座振替の月額料金は、以下のとおりです。
契約期間 | 月額 |
サービス開始月(0ヶ月目) | 3,980円/日割 |
1~24ヶ月目 | 3,980円 |
25ヶ月目〜 | 4,410円 |
実質月額料金 | 4,180円 |
口座振替の場合、こちらも200円/月の口座振替手数料がかかります。
口座振替手数料も含めた、2年間の契約期間中の月額料金は4,180円です。
海外利用料(どんなときもWiFiのみ)
どんなときもWiFiの海外利用料は、以下のとおりです。
- アジア・オセアニア・ヨーロッパ・北米…1日1,280円
- 中東・南米・アフリカ…1日1,880円
1日に使える通信量は1GBまでで、それ以上使うと当日中の通信速度が384kbpsになります。
契約解除料
BIGLOBE WiMAX2+とどんなときもWiFiの契約解除料はともに、以下のとおりです。
契約期間 | 契約解除料 |
~12ヶ月目 | 19,000円 |
13~24ヶ月目 | 14,000円 |
25ヶ月目〜 | 9,500円 |
このように、契約解除料はどちらも同じ金額になっています。
(厳密には、どんなときもWiFiは25ヶ月目が「更新月」なので、26ヶ月目以降が9,500円になります)
お得に契約する方法
BIGLOBE WiMAX2+は公式ページより、キャンペーンページから申し込んだ方が実質月額料金が安くなります。
一方でどんなときもWiFiは、現在開催中のキャンペーンはありません。
どんなときもWiFiとWiMAXはどちらがおすすめ?
WiMAX(BIGLOBE WiMAX2+)とどんなときもWiFi、両者の比較表は以下のとおりです。
WiMAX | どんなときもWiFi | |
通信速度 | 下り最大1.2Gbps | 下り最大150Mbps |
データ容量 | 無制限 / 7GB | 無制限 |
通信制限 | 3日間で10GB / 7GB | なし |
通信制限後の速度 | 1Mbps | 384Kpbs |
通信安定性 | △ | ◯ |
契約期間 | 3年が一般的 | 2年 |
海外利用 | ✕ | ◯ |
最新機種 | W06 | D1 |
実質月額料金 | 3,414円 | 3,480円 |
契約解除料 | 9,500~19,000円 | 9,500~19,000円 |
※実質月額料金はBIGLOBE WiMAX2+の「データ容量無制限、クレジットカード払い」の場合
重要なポイントは通信制限と契約期間です。どんな時もWiFiは基本的に通信制限にかからないため、3日で10GBなど通信量を全く気にする必要はありません。
また、WiFiルーターは数年ごとに最新機種が発売されるため、2年契約のどんなときもWiFiなら比較的乗り換えもしやすいと言えます。
その他にも、海外によく行くのであればどんなときもWiFi一択でしょう。
この記事を参考にして、是非生活スタイルにあったWiFiを選んでいただければ幸いです。
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